自分の肌を知ろう!

2025/05/10

―スキンケアは“肌タイプ”の理解から―
「一生懸命スキンケアしているのに、なんだか肌が整わない…」 そんな悩みを抱えている人は少なくありません。 その原因、もしかすると“自分の肌タイプを正しく把握できていない”ことにあるかもしれません。 肌質に合わない化粧品やケアを続けていると、逆効果になることも。 本コラムでは、「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」という代表的な3つの肌タイプについて、特徴や見分け方、正しいケア方法までをわかりやすくご紹介します。



なぜ“自分の肌を知る”ことが大切なのか?


肌には人それぞれ異なる性質があります。年齢、ホルモンバランス、食生活、睡眠、ストレスなど、多くの要因が肌状態に影響を与えています。

一見似ているように見える肌悩みでも、「乾燥による皮脂過多」と「もともとの脂性肌」では、まったく違うアプローチが必要。肌質に合わないスキンケアを続けると、改善どころか悪化するケースもあります。

スキンケアは「自分の肌の個性を知ること」から始まります。では、それぞれの肌タイプについて詳しく見ていきましょう。

※イメージ



■ 乾燥肌(ドライスキン)

◎ 特徴

乾燥肌は、肌の水分・油分がともに不足している状態です。 キメが乱れ、つっぱり感や粉吹きが出やすく、ひどくなると赤みやかゆみが出ることも。

◎ チェックポイント

あなたがチェックしたのは
個です!

◎ 原因

・加齢による皮脂分泌の減少
・空気の乾燥(冬・冷暖房)
・過度な洗顔やピーリング
・誤ったスキンケア(アルコールの多い化粧品など)

◎ ケアのポイント

乾燥肌に大切なのは、水分補給+油分のフタ。保湿化粧水でしっかり水分を与えたあと、乳液やクリームでうるおいを逃がさないようにしましょう。

また、洗顔は「やさしく・ぬるま湯で・朝は洗顔料なしでもOK」が基本です。バリア機能を守るために、セラミドやヒアルロン酸配合のスキンケアもおすすめです。


■ 脂性肌(オイリースキン)

◎ 特徴

脂性肌は、皮脂の分泌が過剰になっている状態です。
肌がテカりやすく、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビができやすい傾向があります。

◎ チェックポイント

あなたがチェックしたのは
個です!

◎ 原因

・思春期やホルモンバランスの乱れ
・ストレスや睡眠不足
・糖質・脂質の多い食生活
・間違ったスキンケア(過剰な洗顔や保湿不足)

◎ ケアのポイント

「脂を取りすぎない」ことが重要です。洗顔は1日2回まで、泡でやさしく洗い、タオルで押さえるように拭くのがコツ。

また、意外かもしれませんが、脂性肌でも「保湿」は必要不可欠です。水分が足りずに皮脂が過剰に分泌されているケースもあるため、ノンオイルやジェルタイプの化粧水で、肌をしっかり潤すことが重要。

皮脂をコントロールする成分(ビタミンC誘導体やナイアシンアミドなど)配合のスキンケアアイテムも◎。


■ 混合肌(コンビネーションスキン)

◎ 特徴

混合肌は、顔の部位によって乾燥と皮脂過剰が混在している肌質です。
例えば、Tゾーンはテカるのに頬はカサつく、という人が当てはまります。

◎ チェックポイント

あなたがチェックしたのは
個です!

◎ 原因

・外的環境(気温・湿度)による影響
・ホルモンバランスや生活習慣の乱れ
・部分的な過剰な洗顔・保湿不足
・年齢による肌質の変化

◎ ケアのポイント

混合肌は、パーツごとにケアを変えることがポイント。Tゾーンには軽めの保湿、乾燥しやすいUゾーン(頬・口元)にはしっかり保湿を行うなど、“部分ケア”の意識を持ちましょう。

また、インナードライ(肌の内側は乾燥、外はベタつく)の可能性もあるため、保湿はしっかりと。ただし、油分の多いクリームはテカリのもとになるため、部分使いをおすすめします。

混合肌はバランスがカギ。皮脂と水分のバランスを整えることで、肌のゆらぎを防ぐことができます。


肌タイプは“変わる”こともある


肌質は一生固定されるものではありません。年齢、季節、体調、ライフスタイルの変化によって肌タイプは変動します

「以前は脂性肌だったのに、最近は乾燥が気になる」
「季節によって肌の状態がガラッと変わる」
…そんな方は、今の肌に合ったケアを見直すサインかもしれません。

定期的に肌の状態をチェックし、必要に応じてスキンケアを調整していくことが、美肌維持のポイントです。


自宅でできる肌タイプチェック法



簡単にできるセルフチェック方法をご紹介します。
  1. 洗顔後、何もつけずに10〜15分待つ
  2. 肌の感触や見た目を確認する

【状態】 【肌タイプの可能性】
全体的にカサつく、つっぱる
乾燥肌
Tゾーンがテカる、毛穴目立つ 脂性肌
Tゾーンはベタつき、頬は乾燥 混合肌

もちろん、正確な診断には皮膚科やカウンセリングもおすすめですが、日々のケアを見直すきっかけには十分です。


まとめ|肌を知ることは、自分を大切にすること


スキンケアで最も大切なのは、“自分の肌を理解すること”
どんなに高級な化粧品を使っても、肌に合っていなければ意味がありません。

乾燥肌には水分と油分のバランス、脂性肌には皮脂コントロールと保湿、混合肌には部位ごとのケアとバランス。それぞれの肌にあった“正しいケア”をすることで、肌は確実に応えてくれます。

「肌の声に耳を傾ける」――それは、自分自身と向き合うことでもあります。今日からぜひ、あなたの肌とじっくり向き合ってみてください。




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